コラム・第8回最強スポーツ男子頂上決戦
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no_one_edit 2022年05月07日(土) 21:49:47履歴
スポダン第2章 
過去3度、総合No.1に輝いている、関口メンディーと佐野岳が欠場。「スポダン第2章」と称された大会。また主催の観月ありさが今回は欠席。応援席も観覧ゲスト不在で金田朋子、野村将希ほか選手関係者のみの顔ぶれとなった。
いきなり訪れたリベンジチャンス
第1種目はHARD JUMPER。1回戦第3組で最高記録保持者(238回)の辻本達規と今大会唯一の歴代王者、森渉が対戦。190回を超えた辺りで辻本が跳躍の高さを誤り脱落。前回の借りを返した森は決勝で大池瑞樹、平野泰新、野村祐希を下して、この種目5度目の決勝で初制覇を果たした。
跳び箱王子にライバル出現
MONSTER BOXは近年のレベル向上から練習の15段を超えた選手のみが16段以降の本戦進出のルールが適用され、8人が本戦進出。野村は自己新記録にして父親越えとなる18段をクリア。自己記録20段の森渉は自己タイ記録に失敗する中、初挑戦の梶原颯が21段成功。22段で世界記録保持者である平野と一騎打ちとなるが、梶原は2回共に失敗。種目別3連覇となった平野は前回成功の23段に失敗した。
猿の如く掴め
第3種目は新種目のULTIMATE WHEEL。ぶら下がった状態から45�儡岾屬離弌爾鯆呂鵑誠瑤魘イμ祇�限雲梯は第1組で森と平野が93本で並ぶと、第3組で真田ナオキも同数で最終組を前に3人が暫定1位に。最終組は野村が記録86本でトップに届かず。そんな中、大池瑞樹が2位以下を大きく引き離す記録137本で種目別No.1。これで野村、大池、梶原の3人が15P以内で総合3〜5位にひしめき合う展開に。
頂点への執念は壁を打ち破る事
第4種目のPOWER WALL 準決勝。前々回No.1の野村が梶原に勝利。暫定総合1位の森は過去2回対戦でいずれも敗れている大貫勇輔との対戦となり、一度は大貫に押されるも、1分を経過した辺りから森が押し返して逆転。3度目の正直でリベンジを果たした。決勝は野村と森の3度目の対決に。森はここは力及ばず。野村が種目別No.1となった。
逃げ切った3人
最終種目進出の上位3名は森、平野、野村。第1種目終了時点から総合トップ3にいた3人がそのまま圏内をキープする格好となった。POWER WALL開始までは野村と5P差で暫定総合4位だった大池は梶原に1回戦敗退となり総合5位で脱落。梶原は準々決勝で平野にも勝利していたが、準決勝で野村に敗れ、30P差の総合4位。前回総合4位の春日俊彰は総合11位に沈んだ。
トップだけど、トップではない？
SHOT-GUN-TOUCH。暫定総合1位の森と2位の平野のポイント差は30P。3位の野村祐希は35P差で追いかける状況も、森の自己記録が11m60cmで野村の自己記録が12m40cmと野村有利な中での挑戦に。1回目。森は11m30cmを申告。いきなり審議となるも指先で触れてどうにか成功。初挑戦の平野は11m70cm成功、野村は11m80cmをクリアした。
届かぬ頂
2回目以降、森は申告距離を10cmずつ伸ばし、11m60cmまで成功。平野と野村も追随して5日目。森は自己記録を20cm更新する11m80cm挑戦。審議の末に見事に成功させたが、平野も12m20cmクリアで、野村は12m30cmを余裕で成功。6回目で森は11m90cmに失敗。王座奪還の夢が潰えた。
長期戦を制した新王者
平野と野村の一騎打ちとなった7回目。初挑戦の平野は距離を大きく伸ばして12m60cmの大勝負に成功。追い込まれた野村は自己記録を30cm上回る12m70cm挑戦となったが、まだ余裕を残して成功。8回目。平野は12m70cmで僅かに届かず失敗。野村の総合No.1が確定した。
埋められぬアドバンテージ
出場選手中、唯一の歴代王者だった森はHARD JUMPERのNo.1から、最終種目まで暫定トップを守り続けていたが、SHOT-GUN-TOUCHにおける自己記録のアドバンテージを埋めるまでには至らず、残念ながら総合3位。次回での王座奪還を誓った。総合2位の平野はMONSTER BOXの2大会連続での世界記録こそならなかったが、SHOT-GUN-TOUCH初挑戦で12m60cm成功と俊足も見せた。
父が果たせなかった栄光
総合No.1の野村はPOWER WALLで2度目の種目別No.1とMONSTER BOXとSHOT-GUN-TOUCHの2種目での自己記録更新。父は1996年春の第1回芸能人サバイバルバトルで総合2位が最高成績で、総合No.1に輝くことは無かった。今回、息子が21年越しで父が成し得なかった栄光を手にする形になった。
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