王冠を捨てた王者

2度目の総合3連覇を目指すケイン・コスギ。しかし元日のプロ大会で大畑大介に敗れたため、今大会は自らゴールドゼッケンを返上。前回の大会で骨膜炎を発症、更に収録前日に行われたSASUKEで腕から脇腹にかけてを打撲する等、満身創痍の状態での出場でもあった。

衝撃の結末

第1種目のBEACH FLAGSには歴代の決勝進出経験者6人が参戦し、全員が3回戦進出。ここでケインが自己ワーストの3回戦で敗退。準々決勝は前回決勝で対戦した照英にリベンジを仕掛けた坂口憲二が敗れ、準決勝には照英、池谷直樹西山浩司が進出。

だがスタートで立ち遅れた池谷が西山の右腕を掴んだ状態で背後から旗を取った。これが競技の結果、反則の裁定が下され失格。繰り上げで決勝進出の西山も脱臼癖のあった左肩脱臼で棄権。照英が決勝を戦わずに種目別No.1が決定となり「複雑ですね、これは。」とコメントした。

初の50秒台は反撃の狼煙

第2種目はWORK OUT GUYS。第5回大会No.1の野村将希が暫定1位に立つも、トラック引きでタイムを稼いだ工藤順一郎がトップに浮上する。第7組でケインと照英が激突。のこぎり引きからスタートをかけたケインが初の50秒台を記録して、このまま種目別No.1を獲得。照英は2位となった。総合ランキングは照英が暫定総合1位。

池谷、猛追スタート

第3種目のMONSTER BOXは野村が16段の自己新記録。大会前、日体大に通って池谷に指導された坂口も18段成功で自己記録を更新した。池谷が19段1回目で失敗する波乱があったが、2回目で成功。本来の跳躍を取り戻すと22段成功。ケインに初出場以来の勝利で種目別No.1となる。
第4種目のQUICK MUSCLEはケインが自己記録に及ばず163回に対し、池谷は188回の芸能人新記録でこの種目のNo.1を奪回。照英は自己記録更新でこの種目3位で暫定総合1位の座をキープ。

守り抜くトップの座

第5種目はTAIL IMPOSSIBLE。第3レース。総合トップを走る照英が猛追を見せた池谷を振り切り、決勝レース進出。この種目2位で90P獲得。総合No.1に前進した。種目別No.1は飯田覚士が全レース1位通過という圧倒的な強さでNo.1を獲得。総合順位も暫定総合9位から6位に浮上してファイナル進出を決める。対して3位の大澄賢也は飯田と15P差で惜しくも脱落。また、QUICK MUSCLE終了時点で坂口と並んで暫定総合4位タイだった野村はTAIL IMPOSSIBLEが最下位で総合8位。脱落となった。

三つ巴

SHOT-GUN-TOUCH。暫定総合1位は照英で440P、暫定総合2位は池谷で375P、暫定総合3位はケインで370P。ケインは1回目で12m40cmを成功でトップに浮上。池谷は自己タイ記録の12m00cmのギャンブルに成功する。一方の照英は自己記録-50cmの11m50cmをクリアで3人共に成功。
(照英・485P、ケイン・442P、池谷・435P)

試技2回目。池谷は自己記録を30cm更新する12m30cmを成功。504Pでこの日初めて暫定総合1位に立つ。ケインは自己記録-30cmの12m70cmを成功すると、523Pで首位奪回。自己記録のアドバンテージで劣る照英は自己記録の12m00cmを成功。首位を取り戻した。これで2回目も3人が成功。3人が41P差にひしめき合う大混戦の様相に。
(照英・545P、ケイン・523P、池谷・504P)

小指の奇跡、大逆転のドラマ

2回の試技。初の総合No.1に大手の照英だったが、いずれもボールを全く見ていない状態でダイブしていているため、着地地点が微妙にずれていたのが懸念点だった。
先に挑戦の池谷は後の2人が失敗すると判断。確実に成功できると判断した12m00cmを申告してこれを成功。564Pで暫定総合1位へ躍り出る。
ケインは元日のプロ大会で記録した自己記録に-10cmの13m00cmに挑戦。見事にこれを成功させ613P。勝利を確信したか雄叫びを挙げた。これで池谷の総合No.1は消滅。
これで照英は12m30cm成功で614P。1P上回って逆転の大一番に。ダイブした結果、距離は届いていたもののボールを見ずにダイブした為、ボールから体がずれていた。正面からのスロー再生の結果、ずれた体から伸ばした小指をボールにかすらせて(スロー再生でも真正面からのアングルでほんの一瞬でしか確認できない)1P差の大逆転総合No.1。初戴冠に号泣した照英は『小指が僕を救ってくれました!』と喜びの叫び。
一方の池谷は『ケインに負けるより50倍ムカつく。』、ケインは『みんながNo.1を取りたいから、やっぱり、努力しないと。』と語った。

終わり行く時代、去る者たち

今大会がケインにとって、芸能人サバイバルバトル最後の出場。更に皆勤賞だった宮下直紀、大会常連の坂口、工藤、小西博之も今大会が最後。池谷も一時、芸能人大会から離脱。王者となった照英、残った常連組の野村、西山を加えて次回からサバイバルバトル新時代に突入する。

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