20回目の宴

スポーツマンNo.1決定戦通算20回記念大会(1993年に放送された前身「炎のバトルシリーズ!!今夜決定!プロスポーツマンNo.1選手権」、芸能人、アマチュアを含む)にして、史上最もハイレベルと評される大会。

いきなり最高記録。50秒台連発!

第1種目のWORK OUT GUYS。前回と比較して丸太が小さくなった影響か、これまでの記録を更新する選手が続出。第1組で大畑大介がいきなり、50秒01の歴代最高タイムを叩き出す。第4組に登場した室伏広治は50秒08とかなり惜しいタイムで2位。そしてケイン・コスギが驚異の45秒46という新記録を樹立した。他にも照英河口正史南山真タフィ・ローズと7人の選手が1分を突破。

明らかになった室伏の恐ろしさ

第2種目のBEACH FLAGS。3大会連続2位の河口がスタートで躓き1回戦敗退、前回No.1の池谷直樹マイク・キャメロンは共に開始直後に体勢を崩し、ケインとの競り合いを諦めた大畑に競り負けて3回戦敗退と波乱の展開に。そんな中、室伏が体格に似合わぬ圧倒的スピードで、一度もダイブをせずに準々決勝はケイン、準決勝は大畑に勝利。決勝は岩村明憲を相手に前転しながら旗を掴んでの勝利。当初、パワー系の選手と思われていた室伏だがパワー・スピード共に異次元である事が明らかになった。

池谷、復活の23段成功。そして高すぎる24段。

MONSTER BOX。初出場の三浦貴が19段のプロスポーツマンタイ記録。7年半ぶり挑戦の室伏も自己記録更新の18段。ケインは自己記録の22段に失敗。池谷が種目別No.1を確定後、2年9ヶ月振りに23段成功。
池谷は前年負傷の足首が完治した状態から公式上、唯一の複数回世界記録成功。史上初となる24段挑戦者となるも成功ならず。この回以降、池谷は度々24段に挑戦。総合ランキングはケインが暫定総合1位、室伏が2位に。

河口、悲願叶わず・・・

第4種目のPOWER FORCE。前回、清原和博に死闘の末に敗れた河口は雪辱を晴らさんとばかりに初の決勝進出。もう一人の種目別No.1候補と目されていた室伏も順当に勝ち上がり、準決勝でケインに勝利して決勝へ。決勝は河口が一瞬、ボタンまで僅かという所まで近づくも、すぐに巻き返した室伏が勝利。河口の種目別No.1への悲願はまたも潰えた。総合ランキングは室伏がケインを逆転してトップへ。

最後に勝つための駆け引き

第5種目のTHIRTYはケインが2度目のNo.1。2回戦敗退の室伏を抜いて暫定総合1位に浮上する。続くTAIL IMPOSSIBLE。室伏の第2レース最下位が確定したと確認したケインは、総合No.1を見据えての体力温存策からか自らペースを緩めて脱落した。種目別No.1は三浦が獲得。総合ランキングはケイン1位、室伏2位は変わらず。

怪力無双

第7種目はTHE TUG-OF-WAR。室伏は1回戦で前回2位のフランシスコ・フィリオ、準決勝はローズに勝利して決勝へ。ケインは準決勝でキャメロンに何も出来ずに敗れてしまう。決勝は室伏とキャメロンの対戦となり、室伏が圧勝。今大会3種目制覇で5P差で再び暫定トップに浮上した。

余りにも残酷、余りにもあっけない最期

最終種目、SHOT-GUN-TOUCH。ケインの自己記録が13m10cmに対し、室伏は参考記録11m80cmと経験差がかなりある状態だったが、12m00cm成功であっさりと更新。ノーミスで12m70cmまで成功させる。ここでケインがまさかの12m70cmの1回目を失敗。2回目でクリアするが、12m90cmで痛恨のボタンミス。試技終了で総合No.1奪還の夢は消えた。勝利を確定させた室伏は12m90cm成功。自己記録を1m10cm更新させた。

大会出禁!?強すぎた男、室伏広治

今大会、総合No.1となった室伏はBEACH FLAGSで歴戦の快速自慢を相手にしてダイブを1度もせずに前転で旗を取る。POWER FORCEはスタート前で常に仁王立ち。WORK OUT GUYSは左右対称20kgのミルク缶を持ち、全力疾走と人間離れしたパフォーマンスを次々と披露。本戦出場はこの回が最初で最後となる。
後に古田敦也がスタッフに聞いた話によると『レベルが凄すぎて、オファーをかけられない。』『番組を作っている僕らが言うのもなんですが、スポーツマンNo.1決定戦といっても、No.1はもう室伏で決まっているんです。』との事で事実上の大会出禁扱いに。

王者、途中離脱。

前回総合No.1の大畑は8種目中4種目出場となったが、全ての種目で3位以内に喰い込み、SHOT-GUN-TOUCHはまたも世界記録を更新する13m50cmを記録し、総合3位。王者の意地を見せた。

ニューカマー続々登場

今大会は初出場選手も活躍。キャメロンはMONSTER BOXで17段成功。THE TUG-OF-WARは決勝進出。大畑も注目していたSHOT-GUN-TOUCHも12m90cm成功の快進撃で総合4位にジャンプアップ。
当時、投手だった三浦はMONSTER BOXのプロスポーツマンタイ記録19段とTAIL IMPOSSIBLEの種目別No.1で印象を強く残した。野手転向で再び出場した第10回大会で大活躍する事に。南山はTHIRTYの2位とTAIL IMPOSSIBLEの3位で最終種目を残して暫定総合3位だったがSHOT-GUN-TOUCHが記録11m00cmに終わり、総合5位タイ。

割を喰った常連組

BEACH FLAGSで初の決勝進出となった岩村だが決勝は室伏の安牌同然の結果で敗退。自己記録13m10cmのSHOT-GUN-TOUCHは痛恨の12m70cm失敗で総合5位タイ。池谷はSHOT-GUN-TOUCHで自己新記録の12m50cm成功も、BEACH FLAGSで3回戦敗退(芸能人・プロ通じて過去最低)、苦手のパワー系種目にも苦しみ、総合7位。自身初の総合6位以下の成績に。河口はBEACH FLAGS、THIRTY、THE TUG-OF-WARの1回戦敗退が響き自己最低の総合9位に沈んだ。

この日一番ツイてなかった男。

芸能人王者として2度目のプロ大会参戦となった照英。かつて陸上全日本合宿で同室だった室伏にMONSTER BOXで敗れた他、POWER FORCEとTHIRTYは1回戦、BEACH FLAGSとTHE TUG-OF-WARは2回戦と全ての組み合わせ抽選で室伏と同組を引いてしまい全敗。THE TUG-OF-WARは試合後、膝をついた照英を室伏が両手で抱きかかえる場面もあり、総合12位。

陸上ワールドバトル

世界陸上エドモントン大会で活躍した選手が集結した陸上WORLD BATTLE。BEACH FLAGSはイヴァン・ペドロソ、MONSTER BOXはアレン・ジョンソンが種目別No.1。三色筋肉はマイケル・ジョンソンフランキー・フレデリクスの対戦でフレデリクスが勝利した。

樽投げ、次のステージへ。

THE GALLON THROWは室伏を始め、投擲選手を集めて開催。これまで秋山幸二が保持していた最高記録の6m20cmを出場した5人全員が更新すると、日本代表の室伏が7m50cmを成功。最終的にジョン・ゴディナが7m75cm成功で世界記録保持者となり、ここから度々投擲選手によるスペシャルバトルが開催される。

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