メンディー、前人未到の総合3連覇へ

レッドジャージを纏った関口メンディーが史上初の総合3連覇に挑んだ大会。第1種目はTHE FENCE。メンディーは苦手とするこの種目で前回同様15位と苦しいスタート。42歳となった池谷直樹が19秒38で暫定1位に立つも、最終組で佐野岳が17秒12を記録。種目別4連覇を達成した。

新たなる壁、21段

MONSTER BOXは18段を6人が成功。19段で自己記録更新の永瀬匡、初挑戦の平田雄也、3大会連続で記録18段のロビンが脱落。池谷、森渉、佐野の3人が20段へ。試技1回目で佐野が先に成功。池谷と森も2回目で修正で脱落者はなし。スポダン最高記録21段に3人が挑むが全員超えられず。前々回大会と同じ3人が再びNo.1を分け合う結果に。

砂時計仕掛けの我慢比べ

第3種目は新種目のHEAVY PRESS。総重量200kgを支えるパワー系種目で、予選第1組は軽量の佐野、第2組はNo.1候補の魔裟斗が勝利。暫定総合12位と出遅れたメンディーは第4組。高畑裕太と6分にも及ぶ持久戦に勝利して決勝へ。ここで魔裟斗が肩の痛みを訴え決勝を棄権するアクシデント。3人となった決勝は佐野、大貫勇輔の順に脱落。メンディーが予選での疲労を感じさせない安定さでNo.1を手にした。

苦境が続く王者

第4種目はHARD JUMPER。第2組で佐野が高畑との190回を超える長期戦に勝利。決勝は佐野に前回No.1のメンディー、ロビンと森が進出。決勝はロビンに続いてメンディーが脱落。最後は佐野と森の一騎打ちとなり佐野が勝利した。
これで3種目制覇の佐野は2位のメンディーに95P差をつけ暫定トップ。一方で前回総合3位、肉体改造を行い臨んだ魔裟斗は増量が仇となったか苦戦。総合13位で戦線離脱。

恐怖の新顔

第5種目のPOWER WALLは唯一の初出場選手、高畑が活躍。1回戦で佐野、準決勝で大貫を下し決勝に駒を進める。逆転総合No.1へ絶対に負けられないメンディーは危なげなく決勝へ。時間無制限の決勝は高畑とのリードを保ち続け、この種目3度目のNo.1。佐野とのポイント差を25Pまで縮めた。

10P差の明暗

ファイナリスト争いは暫定総合4位の池谷がPOWER WALLで初勝利。3位浮上でスポダン初の最終種目進出を決めた。暫定3位だった森は1回戦敗退で4位に後退。10P差で脱落となった。森に勝利した大貫も同じく10P差の総合4位で初出場以来のファイナル返り咲きならず。

一度きりの参戦

初出場の高畑はHEAVY PRESSでメンディー、HARD JUMPERは佐野といずれも好勝負を繰り広げ、POWER WALLは決勝進出。各種目で印象に残る活躍で「最強ダークホース」と称された。次回出場の期待もあったが、8か月後に不祥事で活動停止。現時点で最初で最後の出場に。

42歳、いきなりの大勝負。

SHOT-GUN-TOUCH。佐野とメンディーのポイント差は25P。3位の池谷は90Pの為、佐野の記録をメンディーは30cm、池谷は1m上回る事が逆転の条件。まず佐野が12m00cm成功で首位防衛。6年振りの挑戦となった自己記録12m90cmの池谷はいきなり自己新記録13m00cmに挑戦のギャンブルとなったが失敗。メンディーも12m20cm失敗で1回目で決着。佐野が4大会ぶりの総合No.1。

衰えないレジェンド

総合3位の池谷は過去2大会いずれも総合8位。前回はMONSTER BOXで王座陥落したが、挑戦者となり重圧から解放されたか、2大会ぶりの20段成功で王座奪回。THE FENCEは自己記録更新でPOWER WALLでも初勝利の活躍。42歳にしてスポダンで初めて結果を出した。

動かなかった王座の椅子

総合3連覇を懸けたメンディーはパワー系種目2冠こそ果たすも、HARD JUMPERで3位の躓きが痛く、この時点でポイント差が95P差まで開いたポイント差を埋める事が出来ず、前人未到の快挙は夢と消えた。
4大会ぶりの総合No.1に返り咲いた佐野は6種目中4種目制覇。苦手のパワー系種目もHEAVY PRESSが3位と健闘した事も大きく、1種目終了時からトップの座を最後まで守り抜く盤石の強さを見せつけた。

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