スポーツマンNo.1決定戦

初の年末開催。前回総合No.1の森渉は金色、初代総合No.1の佐野岳は銀色の星マークがついたジャージを着用。そして「スポーツマンNo.1決定戦」4度の総合No.1にして、MONSTER BOX世界記録保持者の池谷直樹が初出場。オープニングは15人のみが登場。第1種目のMOUNTAIN FLAGで初めて姿を現すという異例の演出が取られた。

MOUNTAIN FLAG。佐野と森の対戦となった予選第1組は一瞬、佐野が綱を掴み損ねるも致命傷には至らず。池谷は第4組に登場。40歳の年齢とブランクを感じさせないスピードで予選を突破し、決勝は佐野、関口メンディー、ロビンを迎え撃つ格好に。結果、佐野が池谷を倒して種目別3連覇。喜びを露にした。

第2種目はPOWER WALL。初出場の鈴木貴之が1回戦で前回準決勝進出の延山信弘、2回戦で初代種目別No.1のKENZOを相手に金星連発。前回この種目を制しているメンディーは決勝で鈴木と対戦。粘る鈴木を押し込み、種目別連覇を達成して暫定総合1位に浮上した。

MONSTER BOX。初挑戦のロビンと自己記録16段だったメンディーが18段成功、延山は19段クリアで自己記録3段更新の陰で、自己記録19段の聖也が18段で脱落、CASPERは記録18段で自己記録タイ。

20段進出は過去最多の4人。池谷が1回目を失敗する中、日体大の後輩でもある森は一発クリアで大会史上初の20段成功。思わず感涙した。佐野も自己記録2段更新で20段初クリア。追い込まれた池谷も2回目で修正し、40歳での20段クリア。その後21段は2回目で臀部が接触。森と佐野も失敗で、3人が種目別No.1を分け合う結果に。

第4種目はTHE FENCE。暫定総合3位に浮上の池谷だったが、金網から落下でまさかの失格。前回2位の森は池谷の失格を目にして慎重になったか、前回の20秒台には届かず、21秒88。佐野と延山の対戦となった最終組は佐野が何と16秒24で種目別連覇達成。延山も17秒95で共に前回の最高記録を超えてみせた。佐野は14位と苦戦したメンディーを抜いて暫定トップに浮上。

第5種目はHARD ANCHOR。1対1で先に引き上げた方が勝利のトーナメント方式に変更された今回、メンディーは準決勝で前回予選で対戦して勝利。リベンジに燃える滝川英治を返り討ち。前回2位の延山は勝利目前でバランスを崩しロビンに逆転負け。決勝はメンディー勝利で種目別連覇。再び暫定総合1位に浮上し、初の総合No.1に大きく前進した。

今大会、レジェンドとして初出場だった池谷だったが、インタビューで『ちょっと調子に乗っている』と挑発したメンディーにPOWER WALLとHARD ANCHORの2種目で1回戦で当たり共に敗退。THE FENCEの失格も効いて、総合8位。芸能人サバイバルバトルを通じて初の脱落となった。

ファイナリストは上位2名までに変更され、下位6名が脱落。前回総合No.1の森はHARD ANCHORの1回戦敗退で総合7位、延山も準決勝敗退で総合5位タイで終了。
前身の芸能人サバイバルバトルに2回出場。いずれも総合10位だった滝川はパワー系2種目で準決勝進出で自己最高の総合4位。初出場のロビンはMONSTER BOX初挑戦で18段成功。HARD ANCHORの決勝進出で総合3位に入った。

SHOT-GUN-TOUCHは両者が交互に事前申告した距離で試技を行い1回失敗で脱落のサドンデス方式に。残ったのは暫定トップのメンディー(335P)と2位の佐野(295P)。ポイントは最終記録で獲得。佐野はメンディーの記録を40cm上回る事が逆転総合No.1の条件。

1回目の試技。メンディーは自己記録の12m00cmに成功。対する佐野は自己記録を50cm上回る12m60cmを申告して成功。点差を20Pに縮めた。2回目でメンディーは自己記録30cm更新の12m30cmクリア。12m70cm成功で同点という場面を迎えた佐野は見事、これを制してタイに追いついた。

3回目。メンディーは先程の試技がギリギリでの成功だったのを見て、12m40cmを申告。これを成功させれば佐野は2回目よりも更に10cm遠い12m80cmをクリアしないと同点に追い付けないとみての判断だったが見事クリア。追い詰められた佐野は12m80cmに挑戦したが僅かに届かず。メンディーの初総合
No.1となった。

今大会種目4冠の佐野は残るパワー系種目では共に1回戦敗退で総合2位。対するメンディーはそのパワー系種目を共に制した他、THE FENCE以外は一定の成績を納め、スピードでもレベルアップしている事を証明。EXILE勢に初の総合No.1をもたらした。