スポーツマンNo.1決定戦

史上2人目の総合3連覇へなかやまきんに君が前回同様、イエロージャージで登場。負傷明けのワッキーも2大会ぶりに出場。今大会からきんに君とワッキーを含めお笑い芸人の参戦が多くなり今大会は5人(次回は8人)が出場。

第1種目は新種目のREVOLUTION。1回戦・第2組に登場した池谷が最下位で脱落。第4組でワッキーときんに君の争いでワッキーが勝利。決勝も制して種目別No.1を獲得。初の総合No.1へ向け、好調なスタートを切ったかと思われた。

第2種目はSPIN OFF。1回戦。池谷は同じくこの種目が苦手の野村将希に敗れ、2種目終えた時点で未だ0P。2回戦。ワッキーは知幸と対戦した際、大玉が持ち上がり転倒。腕を負傷してしまう。準決勝はきんに君と知幸が前回に続いての対決となり、知幸がリベンジ成功。決勝は初出場のパッション屋良との対戦となり、パッションが種目別No.1に。

MONSTER BOX。ここで負傷したワッキーが無念の棄権を決断。池谷は暫定総合最下位で0P。きんに君が暫定総合7位タイと常連組が苦戦。種目別No.1は知幸と池谷の争いとなり、知幸は自己記録タイの21段で試技終了。一方の池谷も21段を連続失敗で種目別No.1を知幸と分け合うまさかの結果となった。
この時点で暫定総合1位は知幸、2位タイが井坂俊哉とパッション、きんに君は知幸から100P離され5位、池谷に至ってはMONSTER BOXでのポイントしか獲得しておらず、110P差で7位という厳しい状況に。

第4種目はQUICK MUSCLE。第1組で石丸謙二郎があわや200回越えのペースで飛ばしていたが、終了直前に体勢を崩して無念の失格。これで石丸は自身初の総合最下位で脱落となった。第2組で盟友の野村が157回の自己記録更新となる。
第3組で池谷が意地で231回の芸能人新記録を叩き出し「無理でしょう!次の組!」と言い放つ。最終組で猛烈な追い上げを図ったきんに君だったが229回で僅か2回届かず。パッションは197回で初挑戦選手では歴代最高記録を樹立した。
この時点で暫定総合1位は知幸。暫定総合3位の池谷は知幸から55P、4位のきんに君は65Pも離されていた。

第5種目はTAIL IMPOSSIBLE。ここで池谷が苦手種目で必死の激走。プロ大会通して初の決勝レース進出で3位に入った。種目別No.1は初出場の中澤裕二がきんに君を全く寄せ付けず、圧勝。これで池谷ときんに君が知幸から40P差の暫定総合2位タイに浮上した。
ファイナリスト争いは暫定総合8位の上地雄輔がTAIL IMPOSSIBLEで4位となり暫定総合6位に浮上。逆転でファイナル進出。暫定総合5位タイの井坂はこの種目で第1レース敗退。MONSTER BOX以降、40Pしか稼げず、ファイナリストを逃す結果に。

今大会が初出場から10年目の挑戦だった野村は、MONSTER BOXで2年半振りの15段成功。QUICK MUSCLEでは自己記録更新と一時期の低迷から抜け出す活躍を見せた。更にSPIN OFFも池谷直樹を下して初勝利でQUICK MUSCLE終了時点で暫定総合7位につけていたが、TAIL IMPOSSIBLEが最下位での第1レース敗退で総合8位に後退で3年半振りのファイナル進出とまではならず。

SHOT-GUN-TOUCH。きんに君と直樹が知幸を40P差の射程圏内に捉え、この種目初挑戦の知幸に注目が集まった。1回目で池谷は12m10cmを成功。前に挑んだ3人の失敗に「関係無い。だって初挑戦だもん。」と話す余裕もあったが、きんに君は自己記録を10cm下回る12m20cmを申告。池谷は同点である以上、同じ距離または上回らないと勝てない為、思わず「12m20cm!?」と驚き。結果、これを成功させ、きんに君が暫定総合1位浮上。

知幸は11m70cmを申告。これを失敗して総合No.1はきんに君と池谷に絞られた。因みに知幸の練習を見たきんに君は「あのジャンプやったら・・・。」とスタッフに話していた。

2回目。知幸は11m70cmを再び失敗。総合No.1は完全に消滅。きんに君と5P差で暫定総合2位の池谷は12m30cmを申告。審議の旗が挙がった際「触れてるやろ。」と呟いていたが、僅かに届かず。「触れてないの?」と小さな声を出して、驚くしかないようだった。きんに君は12m30cmを成功。この時点で総合3連覇が確定した。

最終試技で知幸は3度目の正直で11m70cm成功。池谷は12m60cmに失敗。これまでの追い上げによる疲労が最後に影響したかと思われる。総合No.1が確定のきんに君は自己新記録となる12m40cmに成功。ケイン・コスギ以来の総合3連覇に華を添えた。表彰式では3連覇を象徴する星マークが3つ記されたイエロージャージが贈られた。