コラム・第10回最強スポーツ男子頂上決戦
最終更新：
no_one_edit 2022年06月06日(月) 21:38:32履歴
世紀と年号を越えて繋がった49の伝説 
4年ぶりの開催にして「スポーツマンNo.1決定戦」含め通算50回目を数えた記念大会。創世記から番組の歴史を作ってきた2大看板選手であるケイン・コスギと池谷直樹の揃い踏みに佐野岳と森渉の歴代王者も登場。彼らに初出場選手を含めた3世代による世代闘争が繰り広げられた。
父親の背中、戻りし咆哮
第1種目はMONSTER BOX。48歳になった池谷は18段で1回目を失敗して後のない2回目。かつて応援に駆け付け、現在は騎手になった長男・匠翔からのビデオメッセージを受け思わず感涙。直後に挑んだ試技を見事に制して、自身約6年ぶりのクリア。47歳になったケインは18段を1回で成功し思わず雄叫び。自らの代名詞である雄叫びを久々にコロッセオに轟かす。
2人の新参者
19段に進出したのは6人。自己記録20段以上の経験者4人が全員1回目を失敗する中、初挑戦の武知海青と佐藤嘉人が1発クリア。2回目でケイン、池谷、そして森が失敗する波乱の展開。佐野は2回目で成功させ、新星達の独走に待ったをかけた。20段は武知、佐藤、自己記録挑戦だった佐野といずれも失敗。3人がタイトルを分け合う事になった。
狂乱の魔城
第2種目は新種目のCRAZY CASTLE。この手のスピード系種目で絶対的な強さを誇る佐野が順当に予選を突破。更にMONSTER BOXで躍進の武知と佐藤がここでも決勝進出の活躍。ここに森を加えた4人で迎えた決勝。武知が佐野を向こうに回し、旗をゲット。早くも2種目制覇を果たした。
異変勃発
第3種目はHEAVY PRESS。かつて芸能人でパワー系種目無敵の強さを誇示していたケインだったが予選で初出場の小宮璃央に大金星を許すまさかの展開。決勝は活躍を続ける武知と佐藤に最重量のコージ・トクダを加えた4人が進出し、武知とコージの一騎打ちに。100kg突破時点でお互い苦しい表情に。最後は僅かな差で武知のボックスが先に落ち、コージが3回目の出場で初のNo.1を獲得。
崖っぷちのチャレンジャー
第4種目はHARD JUMPER。暫定総合トップ2の武知と佐藤が予選第1組で当たり、武知が勝利。総合No.1に前進する。第4組はCRAZY CASTLEと同じく森と浦川翔平が激突。苦悶の表情を浮かべる森に対し余力を残す浦川だったが、爪先がハードルに接触する痛恨のミスで逆転負け。森が辛くも勝利する。決勝は佐野が跳躍を誤り真っ先に脱落。154回で塩��太智、171回で武知が脱落。森が種目別3連覇を果たした。
レジェンド、陥落
この時点で総合下位8人が脱落。HEAVY PRESSで18年ぶりにケインと対決した池谷はこの組で真っ先に脱落。他2種目も予選敗退で総合11位で競技終了。武知の同僚で同じく初出場の浦川は予選2種目で森と同組に。世代交代を宣言するも共に返り討ちにされ、総合10位。ケインは暫定総合7位タイで通過も、上位陣との差が開き厳しい状況に。
ケインvsアメフト。巡る因縁
第5種目はPOWER WALL。総合トップを独走する武知は決勝進出。ケインは1回戦で暫定総合2位の佐藤を圧倒。コージは1回戦で粘る森を下して準決勝はこの2人の対戦に。試合はケインが終盤までリードを保ちこのまま勝利かと思われたが、残り数秒で力尽きまさかの逆転負け。武知とコージの対戦となった決勝は開始直後に勢いよく壁を押した武知が押し切って勝利。HEAVY PRESSの借りを返した。
陸王、悪夢の転落。
3種目終了時点で暫定総合3位だった佐野はHARD JUMPERのミスで、種目別No.1の森に逆転され脱落圏の4位に後退後、POWER WALLの1回戦で大倉士門とこの種目で勝利なし同士の一戦に敗れ、脱落確定。悔やまれる戦線離脱となった。
敗れて始まる新章
総合順位を競う大会は18年ぶりの出場となったケインは健闘を見せたものの衰えは隠せず、3種目で予選敗退。POWER WALLの準決勝は大逆転負けで総合7位に終わるが、試合後のインタビューでリベンジと継続出場に意欲を見せた。
繋がった首の皮
アメフト選手に転向。10kgの体重増量で挑んだコージはPOWER WALLでケインに勝利も、決勝で武知に敗れ2冠ならず、総合5位。この種目で初勝利。準決勝で同じく武知に敗れた大倉は自己最高の総合6位。
結果、HARD JUMPERを制した森がコージに敗れ1回戦敗退したPOWER WALL終了後も佐野とのポイント差15Pを死守。生き残りを決めた。
結果、HARD JUMPERを制した森がコージに敗れ1回戦敗退したPOWER WALL終了後も佐野とのポイント差15Pを死守。生き残りを決めた。
奇跡を起こすか、砕け散るか
SHOT-GUN-TOUCH。首位独走の武知と佐藤の差は100P。佐藤は武知の記録を1m00cm、森は1m10cmが必要となり、1回目の試技で武知は11m00cmクリア。これで佐藤は初挑戦の1回目で12m10cm、森は12m20cmで12m台初挑戦という非常に苦しい挑戦を強いられる事に。しかし佐藤はこれを余裕でクリア。森も審議の末に自己記録30cm更新。大逆転を目指し食い下がっていく。
一瞬、見えた希望。
初挑戦の武知は2回目で11m30cmに挑戦。距離は余裕だったが、ダイブが高い上にボールを見ずに飛び込んだため、ボールが体から反れて審議に。触れていないかと思われたが、指先が触れて成功。これで佐藤は12m30cm、森は12m40cmに挑む事になるが両者失敗。武知の総合No.1が決まった。
全てを賭けた男
総合2位。今回が10回目の出場の森は「負けたら引退」を宣言。世代交代を目論む新星達にライバル意識を剝き出しにして、HARD JUMPERは種目別3連覇。それでも第1種目のMONSTER BOXは自己記録を2段下回る記録18段。ここから2種目制覇で抜きん出た武知の点差を埋めるまでには至らず。SHOT-GUN-TOUCHの自己記録大幅更新も総合2位。王座奪還はならなかった。
SNSからのニューウェーブ
佐藤はMONSTER BOXを初挑戦で種目別No.1。以降の2種目で武知と共に決勝進出で首位争いを繰り広げたがHARD JUMPERはの予選での直接対決に敗れ、POWER WALLも1回戦敗退でポイント差は100Pに拡大するも、SHOT-GUN-TOUCHは初挑戦で12m10cmを成功。初出場ながら大健闘の総合3位。
LDH最高傑作
今大会初出場の武知。先輩にして3度の総合No.1戴冠の関口メンディーを超える逸材と紹介され、MONSTER BOXの初挑戦・記録19段を始め、5種目中3種目制覇。メンディーでも成し遂げていない初出場での総合No.1を達成し、紹介に違わぬ圧倒的な強さと安定感を見せつけた。
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