スポーツマンNo.1決定戦

前回、総合連覇を達成した照英が欠場。史上初となる歴代王者不在の大会だった。前回総合2位の永井大が総合No.1候補筆頭と目され、前回総合3位のなかやまきんに君、前回途中棄権ながら永井とライバル対決を繰り広げた、金子昇が打倒・永井を掲げて参戦した。

第1種目はBURN OUT GUYS。第1エリアがサイドジャンプランに変更された。第1組で前回この種目2位のきんに君が登場。暫定1位に立つも、直後の第2組で永井に1秒差でかわされて2位。永井がこのまま逃げ切り種目別No.1を獲得。

第2種目はPOWER FORCE。総合ランキング暫定トップ2の永井ときんに君が1回戦で対戦となり、スタートダッシュできんに君をぐらつかせた永井が勝利。きんに君は総合No.1から大きく後退となる。永井は続く2回戦で船木誠勝と対戦し、スタートで一度はボタンに手が届いていたが痛恨の空振りで大金星を逃す。船木は準決勝で竹原慎二との異種格闘技戦に勝利し決勝進出。
決勝の相手となったのは49歳の野村将希。パワー系でこの種目のみNo.1がない野村が船木を相手に粘り勝ちして初の種目別No.1を獲得した。

第3種目はMONSTER BOX。初出場の賀集利樹と逸見太郎が16段成功。種目別No.1は自己記録17段の金子と自己記録18段の永井。同じヒーロー戦隊シリーズ出身のライバル対決となった。今大会、打倒永井を掲げていた金子は自己記録の17段を2回目で成功も、18段は1・2回共に越えられず。結局、18段を制した永井が今大会、種目別2冠を達成。総合No.1へまた一歩前進した。

第4種目はQUICK MUSCLE。今大会のみ、腕に巻かれたセンサー付きバンドの判定で終了時に腕が上がっていないと失格となるルールが改正がされており、逸見がこれで失格。
第3組で初出場の飯沼誠司が芸能人歴代3位の171回を記録。2位の水内猛(126回)に大差をつけて種目別No.1を獲得する。最終組で永井と金子が登場。永井はセンサーが反応せずに出遅れる中、確実に回数を刻んだ金子が111回で104回の永井に勝利。遂に打倒永井の宿願を果たした。総合ランキングは飯沼が一躍、暫定総合1位に浮上。

続くTAIL IMPOSSIBLEでも飯沼が強さを発揮。決勝レースで前回2位のきんに君を周回遅れに追い込み最終周では両腕を広げるウイニングランまで披露。種目別2冠を達成する。逆転での総合No.1へ是が非でもポイントが欲しかった永井は第3レースで第7回大会No.1の水内を追い抜き、決勝レース進出で3位。総合ランキングは飯沼が2位の永井と45P差で暫定総合1位に。

ファイナリスト争いは40代最後の挑戦だった野村がこの種目最下位で暫定総合5位から7位に後退で脱落。

SHOT-GUN-TOUCH。永井は1回目の試技で12m00cmを申告して指先でクリア。ところがダイブでダイブでえび反りになった際に腰を痛めるアクシデントに見舞われる。飯沼は慎重に11m00cmを成功。永井との差は15Pまで縮まった。
腰痛に見舞われた永井は2回目も12m00cmを今度は余裕の成功。暫定総合1位に浮上する。飯沼は11m20cmで痛恨の失敗。これで飯沼は総合No.1から後退どころか、暫定総合3位のきんに君にも迫られ形成は完全に逆転した。

最終試技。2回の試技全てで自己新記録のきんに君は11m50cm成功で暫定総合2位に浮上。飯沼は2位狙いの安全策を捨てて11m60cm申告。逆転を狙うも届かなかった。永井は総合No.1を決めた後に前回失敗した12m70cmに挑戦して見事に成功。涙でインタビューに応えた。

芸能人女子大会のクイーンズチャレンジバトルが初開催。2種目が行われ8人が出場した今大会は水野裕子が2種目全てで種目別No.1となり、初代総合No.1となった。