脱「芸能人大運動会」

大会初の芸能人バージョン。「これは芸能人大運動会じゃない!」をコンセプトに掲げ、年齢差のハンディキャップなしのルールの基、40代4人、30代7人、20代3人の計14人が集結。
更に下位選手の脱落方式を採用。2種目終了時の2人脱落を皮切りに4人、2人、2人が消え、最終種目に進む「ファイナリスト」は僅か4人。芸能人大運動会とは全く別物の過酷なルールが導入された。

飛び越えた「芸能人」の枠

最初の種目はMONSTER BOX。2m越えの13段を43歳の野村将希を含め6人がクリア。続く14段は大澄賢也のみが成功。野村は2回目で肉離れを起こし助走の時点でリタイアした。残された大澄は15段をクリア。プロスポーツマン記録16段に一歩まで迫る初代芸能人記録を打ち立てた。

3分間腕立て伏せ

初登場のQUICK MUSCLEは腕に乳酸が溜まりペースダウンする選手が続出。中村繁之が後半1分30秒を堪えに堪えて68回を記録。宮下直紀がこれを上回る記録77回で暫定1位に。最終組で大澄が74回まで迫るも追い越す事はできず。宮下が種目別No.1に。

非常なる掟

2種目終了時点で大澄と宮下が暫定総合2トップ。そして総合ランキング下位の2人、MONSTER BOXで記録なしのルー大柴とQUICK MUSCLEで失格の栗山英樹が脱落。2人は次の種目に進む事ができず退場。大会史上初の脱落者となった。

「世界のナカノ」無双

第3種目はPOWER FORCE。山下規介を下した嶋大輔が先に決勝進出。準決勝もう一つの試合は中野浩一が持ち前の脚力で野村を秒殺。それを見た嶋が思わずナーバスになってしまう程の強さを誇示すると決勝は予想通り、嶋を一回転で吹っ飛ばした中野が圧倒的強さでNo.1を獲得。

最強スプリンター、無念

総合ランキング。大澄と宮下が揃って1回戦敗退で野村が暫定総合1位に浮上。そして下位4人が脱落。前年開催のスピードバトルで飯田哲也始めプロ相手にも善戦した「芸能界No.1スプリンター」こと井手博士だが得意種目に恵まれず。総合10位でSHOT-GUN-TOUCHにも辿り着けずに無念の戦線離脱となった。

ラストワン・スタンディング

第4種目は新種目のDEAD MAN'S DROP。最重量85kgの中野の2冠が有力とされたが、準決勝で嶋がPOWER FORCEの借りを返す格好で勝利。決勝の相手は峰竜太に長期戦の末に勝利した野村。ここはロープを緩めた野村が作戦勝ち。初のNo.1を奪取した。

芸能界さながらの椅子取りゲーム

序盤2種目時点で総合トップ2だった大澄と宮下は以降の2種目でいずれも1回戦敗退で総合7位と8位に後退・脱落。種目別No.1を獲っても総合順位をキープしないと生き残れない事を示す格好となった。
対して2種目終了時点で暫定総合12位の峰、11位の中野はその2種目で加点。峰は4位、中野は3位に順位を上げた。

未来を決めた決断

残った6人は殆どが満身創痍。ドクターから大会続行にストップがかかる程の過酷な状況に。運営側はここまでの種目傾向を踏まえ、最終種目のTHE GALLON THROWを中止。次のSHOT-GUN-TOUCHを最終種目に設定する事を決定。全選手同意した。以降の大会は最終種目がSHOT-GUN-TOUCHに6人進出が通例に。THE GALLON THROWは開催されぬまま幻の種目に。

初代王者の行方

SHOT-GUN-TOUCH。ファイナリスト6人は1位から6位まで122P差。各自距離を自己申告制で試技3回と限られた回数の中で点差を詰め、逆転の機を伺っていく。暫定総合1位の野村は肉離れを起こした左太腿にテーピングをして競技続行。唯一の20代で暫定総合6位の中村は自信のある俊足で巻き返しを目指す。

ラストサバイバル

試技1回目。中村は10m50cmクリアで暫定総合4位に浮上。暫定総合5位の山下はボタンミス。続く2回目も失敗で総合No.1争いから脱落となった。暫定総合4位の峰は左太腿肉離れでドクターストップで戦線離脱。総合No.1の可能性があるのは残り4人。

精神力と執念

暫定総合3位の中野は10m50cm成功で首位浮上。嶋はこれを上回る10m60cmを申告してクリア。トップの座を奪い返した。左脚に爆弾を抱える野村は10m10cmをボールにかする格好で成功。1位奪還はならずとも中野を抜いて暫定総合2位に浮上。No.1争いに残留した。

滾る闘志

試技2回目。中村は100Pゲットを目指して11m00cmに挑戦したが失敗。総合No.1への道が絶たれてしまう。中野は10m70cmを制して再び首位浮上。野村は1回目から30cm伸ばして10m40cmで審議の末にクリア。この試技で左脚も痛めて歩く事もままならない状態だが最終試技もやると宣言。嶋は10m80cmを余裕の成功。首位の座を奪い返した。

笑いと感動の最終試技

最終試技。中村は11m00cmに再び挑み成功で総合4位。暫定総合3位の野村は途中棄権を断固拒否。両足負傷の状態で10m40cmをクリア。中野を抜いて総合2位に上がる。中野は10m20cmで2位キープという場面だったがNo.1を見据えて11m50cmに挑戦。だが顔面から助走面に突っ込んで競技終了。会場が爆笑の渦に包まれ、総合3位確定。No.1を決めた嶋は11m10cmに挑み成功。

男の勲章

初代総合No.1となった嶋は2種目終了時点で暫定総合7位からPOWER FORCE、DEAD MAN'S DROPの2種目連続で2位。暫定総合2位に浮上したSHOT-GUN-TOUCHは3回全て成功。種目別無冠だった中で挑んだ最終試技は11m10cmをクリア。初の種目別No.1と初代芸能人記録もゲットし栄冠に花を添えた。

世代を超えて残した爪痕

総合4位の中村はQUICK MUSCLEで失格寸前のところを堪え切って涙を流す程の思いを吐露。以降の大会はこの種目に賭けて自己記録更新に執念を見せるように。総合3位の中野はPOWER FORCEの種目別No.1で順位を伸ばし、総合3位に入った。

修羅場を潜った見届け人

総合5位の峰は2種目終了時点で暫定総合12位、3種目時点で8位とギリギリのところで足切りを突破。DEAD MAN'S DROPの3位で最終種目進出を決めたが、1回目の試技で負傷リタイア。最終順位は総合5位。以降「筋肉番付」のレギュラーとして2002年の番組終了まで挑戦者の様子をスタジオから見届けた。

魂のデビュー戦

43歳で初出場の野村はMONSTER BOXで13段成功。会場を沸かしたその陰で左脚肉離れを起こしながらもPOWER FORCEで暫定総合1位に浮上。DEAD MAN'S DROPで種目別No.1の活躍。SHOT-GUN-TOUCHは片足も負傷した状態で3回の試技全て成功で総合2位。年齢を超越した肉体と精神力でコロッセオに感動を与えた野村は以降の大会も連続出場。同世代に勇気を与える挑戦の始まりとなった。

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