スポーツマンNo.1決定戦 - コラム・第5回プロスポーツマン大会

トップアスリートvs芸能人最強

サバイバルバトル3連覇を果たしたケイン・コスギが芸能人史上初となるプロスポーツマン大会に参戦。15人のトップアスリートを相手に未知の領域に足を踏み入れる。

ドリームバトル、MVP対決!

第1種目はPOWER FORCE。前年パ・リーグMVPの松井稼頭央とJリーグMVPの中山雅史のMVP対決が1回戦で実現。松井が圧勝する。1回戦では高田延彦河口正史との重量級同士の争いに勝利。この両者が決勝で対戦。高田がNo.1となった。

盗塁王を襲う重戦車

第2種目はBEACH FLAGS。飯田哲也村松有人、そして松井と歴代盗塁王3人に芸能人無敗のケインが揃うも、3回戦で飯田とケインがこの種目初黒星。一方、予想外の活躍を見せたのが河口。巨漢に見合わぬ俊足で準々決勝で村松、準決勝で吉原孝介を下すも最後は松井に敗れた。

スポンジ式運動神経

MONSTER BOX。初挑戦の中山は練習の跳躍に悪戦苦闘しつつ、テクニカルアドバイザーである池谷直樹の指導で14段と15段を2回目で修正し、16段は一発でクリア。池谷に教えられた事を即座に吸収・実践する高い学習能力を発揮する。

夢の18段

中山はJリーガー最高記録の17段も1回でクリアして、プロスポーツマンタイ記録の18段へ。1回目は両腿が当たり失敗して再度、池谷と会話。そして2回目。助走スピード、踏み込みのタイミング全て会得して成功。19段失敗も大記録を樹立し試技を終えた。種目別No.1は自己記録22段のケインに。

満身創痍の不動明王

第4種目はDEAD MAN'S DROP。巨人勢3人が勝ち進んだ準決勝。杉山直輝が吉原との捕手対決に勝利。対する佐竹雅昭広沢克の対戦は持久戦の末に広沢が制した。疲労が残る中で挑んだ決勝も広沢が杉山を落下させて勝利。種目別No.1に輝いた。

独走からの団子レース

第5種目のTHIRTYは中山との決勝を制した佐竹がNo.1に。この種目も3位。更にポイントを加えた暫定総合1位の松井だったが、残り2種目を残したこの時点で戦線離脱。総合ランキングは独走から一転、混戦必至の様相に。

マイティマウス覚醒

第6種目はTHE GALLON THROW。上位進出を狙っていた初挑戦のケインは5m00cmの壁に阻まれチャンスを活かせず。対照的に同じく初挑戦の河口が5m75cmを成功で種目別No.1獲得。暫定総合3位に浮上した。一方、前年6m20cmの世界記録樹立の秋山幸二はまさかの記録5m50cmに沈む。

抜け出すのは!?

最終種目のSHOT-GUN-TOUCH。この時点で松井に並んだ吉原が実質単独トップ。10P差で暫定総合3位の河口から5位タイの中山までが40P以内にひしめき合う混戦模様に。更に自己記録12m50cmの飯田(暫定11位タイ)、12m00cmのケイン(暫定7位タイ)も経験者の利をして大逆転を狙う。

成長する若武者、力と速さの融合

11m00cm成功で首位タイに浮上した中山は11m80cmは成功ならず。同じく吉原も脱落で、河口がトップに立った。5人が残った12m20cm。ケインと河口が1回目失敗。自己記録を20cm上回る距離に挑むケインはここを2回目で制して3位浮上。河口もこれに追随して首位を防衛。

止まった重戦車、迎撃するステルス機

1人の脱落者も出ず、距離は一気に40cmアップの12m60cm。飯田が自己記録を10cm更新する距離を一発クリアして暫定総合3位浮上。逆転総合No.1を射程圏内に捉えた。後の無いケインと河口含め、他の選手は全員クリアならず。河口は暫定総合1位で試技を終え、飯田の動向を待つ状態に。

奇跡の大逆転劇

勢いに乗った飯田は12m90cmクリアで吉原を抜き暫定総合2位に浮上。そして1位の河口を上回るべく、世界記録の13m20cmに挑戦して見事成功。暫定総合11位からの大逆転総合No.1を決めた。最終試技は世界新記録の13m30cmを申告して審議の末に成功。SHOT-GUN-TOUCHの世界新記録も打ち立てた。

蘇ったコロッセオの申し子

前回怪我で欠場。今回もシーズン中に小指を骨折し、大会前々日に出場を決めた飯田。見せ場無く、6種目終了時点で首位から100P差の暫定総合11位タイに甘んじていたが得意のSHOT-GUN-TOUCHで一発逆転。自己記録更新の12m60cmから弾みがつき遂には総合No.1と世界新記録の2冠。劇的な展開で史上初2度目の総合No.1。初代王者がここに復活した。

未知なる驚愕の逸材

アメフト界から初の出場となった河口は体重100kgを超える肉体でBEACH FLAGSは2位。巨体に見合わぬ俊足で会場を驚かすとTHE GALLON THROWのNo.1とSHOT-GUN-TOUCHで暫定総合1位に浮上。最後は飯田に逆転され総合2位に終わるも以降、大会の常連選手として定着する。

大いなる挑戦の始まり

芸能人大会総合3連覇を引っ提げて初出場のケインは実績で勝るMONSTER BOXこそ制すも、プロのスピードとパワーを前に苦戦。SHOT-GUN-TOUCHは飯田の助言を受け自己記録更新。総合4位として、芸能人王者としての面目を保った。その後、王座陥落の試練を経て再びプロの舞台に挑む事になる。

幻のNo.1?

前回総合3位の松井は5種目終了時点で暫定総合1位。残り2種目が自己記録5m40cm(翌年に6m00cmクリア)のTHE GALLON THROW、自己記録13m00cmのSHOT-GUN-TOUCHで2度目の総合No.1をほぼ確実にしていたが、この時点で戦線離脱。最終順位は総合8位タイだった。

躍進の巨人軍

初出場の吉原はBEACH FLAGSの3位を始め安定した成績を挙げ、SHOT-GUN-TOUCHを残した時点で松井に追いついての総合1位タイに立つが最後は総合3位で大会を終えた。4年ぶり出場の広沢はMONSTER BOXで自己新記録。DEAD MAN'S DROPは種目別No.1と奮闘。総合5位タイに入った。

低迷の鷹

2大会連続総合2位の秋山はTHE GALLON THROWで自己記録を大きく下回り、一部種目を欠場。総合13位という結果に。前回総合4位の村松はSHOT-GUN-TOUCHで自己新記録も、THE GALLON THROWの記録なしが効いて総合10位。12m60cm成功なら広沢、中山と並び総合5位タイだった。

Jリーグの英雄!

注目の中山はMONSTER BOXのプロスポーツマン記録18段樹立に加え、THIRTYは決勝進出。首位と40P差で挑んだSHOT-GUN-TOUCHも一時、総合トップに立つ活躍で総合5位タイ。中山は後述のTAIL IMPOSSIBLEにも出場し、本戦7種目含めて最多8種目出場の大活躍を見せた。

盟友にしてライバル

Jリーガーのみが出場したTAIL IMPOSSIBLEは中山と井原正巳の同期にして現役日本代表の2人が熾烈な争いの末に両者決勝レース進出。最後は中山が3位、井原が4位で中山が勝利した。